唯一の列車、そして恋しい日本
朝8時にホテルの下で集合し、バスでサイゴン駅に向かいました。
列車はサイゴン駅から北部のハノイまで通じており、ハノイまで列車で行くと33時間かかるということを聞き、日本の鉄道がいかに発達しているかを改めて知ることができました。
列車は、最下位ランクということで、木の椅子でした。また、窓がなく、鉄格子のみがついているため、直接外の風を感じることができます。一応扇風機がついていますし、列車に入ってくる外の風は意外と涼しいので、心地よい暑さでした。
(列車内観:入り口、鉄格子、木のイス)
上のランクになると、窓がついているようだったため、エアコンも入るのではないでしょうか...(笑)
列車はあくまで電車ではなく、鉄道で、おそらくディーゼルで走っているものと思われました。(上にパンタグラフや電線は見えなかったので...)
そのため、走り出すとエンジン音がなかなか大きかったです。
加えて窓がないため、よりリアルな音を聞くことができました。
(鉄道外観)
ビエンホア駅へは約40分間の道のりでしたが、さまざまな街の風景を見ることができました。
自分が通っているのがどのあたりかわかりませんでしたが、町並みや雰囲気の変化で、町や地域が異なることはわかりました。
ビエンホア駅から、目的地のタイホア教会まで、タクシーで移動しました。
タイホア教会はとても広大な敷地とともにさまざまな施設がありました。
礼拝堂や墓地はもちろんのこと、児童館のような役割を果たしているということで、子供たち向けの遊具やグラウンドもありました。そして、土日に子供たちにキリスト教の教えを伝えるなどの私塾のようなものを行う校舎もありました。
(タイホア教会)
ベトナムでは、現在も土葬が主流ということで、日本では、上に長いお墓が主流ですが、ベトナムでは、奥行きのあるお墓でした。
墓石にお墓で眠っている方の写真が入っていたのは、今回見たお墓の特徴であったと思いました。
神父様のお話の中で、
「以前はキリスト教に対する政府の弾圧が、かなり厳しく、外国人が教会に入ったところや、宿泊することが政府に見つかった場合、神父様が聴取を受けていたと思う。近年では、規制が緩和され、以前に比べるとキリスト教に対する圧は減っているということでしたが、今でもイベントなどの際には政府に申請をしなければならない」
という神父様のお話を聞いて、社会主義国ならではの宗教に対する考え方の難しさがあると感じました。
帰りは、タイホア教会の最寄りのバス停からベンタイン市場までバスで帰りました。
長距離バスのためか、車内ではベトナムの歌手のライブ映像か何かが流れており、とても賑やかでした。
(バス内部)
途中、ドンナイの工業地帯であるのか、たくさんの外資系(ベトナム目線で)の企業の向上を見つけました。
私の中での驚きは、久光製薬のサロンパスの工場を見つけたことです。
SALONPAS と書いてある工場を発見しました。ベトナムにもサロンパスが進出していることは知りませんでした(笑)
ベンタイン市場に帰ってきたあと、昼食のために丸亀製麺に入りました。
イオンの店舗とは、若干価格やメニュー内容が異なっており、それぞれの場所に合った価格やメニューにしているというマーケティング戦略を垣間見ることができました。(笑)
(昼食)
おやつにスムージーが有名なお店に行きました。
私は、ストロベリー&パイナップルのスムージーをいただきましたが、甘すぎず美味しかったです。
(ストロベリー×パイナップルスムージー)
その後ビンタイ市場に行ってみました!
香辛料やナッツなどの食料品から、ハンガーや化粧品といった日用品を買いまでたくさんのものがありました。
(市場外観、市場内観)
夕方に換金しに最初に換金したところと同じ場所に行きましたが、レートが高くなっており、先週と同じ金額を換えましたが4万ドンくらい先週よりも増えていました。
夕食は、レタントン通りにある日本食のレストランに行きました。
人数が多かったためか、掘りごたつ式の個室に案内され、落ち着いてとても贅沢な夕食をとりました。
雑炊を食べましたが、おなかにやさしく、久々に日本の料理を夜に食べやはり自分は日本食が好きなのだなということを実感するとともに少し日本が恋しくなりました。
(夕食の雑炊)
明日から再びインターン。
ベトナム生活もあっというまに折り返し地点に来てしまったので、悔いのないようにあと1週間過ごしたいです。